2017年3月2日木曜日

イエメン・マタリについて

おはようございます。雨模様の肌寒いお天気です。

{コーヒー情報}
*中深煎りの豆が残り少なくなってきました。

*特別焙煎のブラジル・ベリーチョコは完売しました。

*今日は「イエメン・モカ・マタリホワイトキャメル」について案内します。
 ガリオンで販売している珈琲豆です

[生産状況]
イエメンコーヒーの生産量の95%は、同国の西部を南北に走る高地一帯で生産される。
急峻な山肌に作られたテラス(段々畑、標高1700~2300メートル付近)と、伏流水となっている枯れ谷(ワジ)に沿った農地(標高1500~1700メートル)で生産される。
安定した水源確保が出来ず、伝統的にすべて非水洗式のナチュラル製法で精製される。
アラビカの原種である在来品種の特徴も相まって、独特の果実味のあるモカフレーバーが日本では根強い人気がある。
[品種]
コーヒー産地は西部山岳地帯に集中し、バニー・マタル、バニー・イスマイル、ハラズ、ライマ、ヤーフェなどがある。
政府機関の研究調査の結果、イエメンの品種は次の四つのタイプに分けられる。
ダワイリ(樹高1~4メートル、大きく丸いチェリー)、
トゥファーイ(樹高2~6メートル、大きいリンゴ型の チェリー)、
ウダイニ(樹高2~4メートル、小さく丸いチェリー)、
ブラーイ(樹高1~3メートル、小さく楕円形のチェリー)。
この中で多くの共通点が見 受けられるウダイニがイエメン品種の原型ではないかと見られている。
 [流通]
国内の各産地から原料が首都サナアの業者により集買され、これらの業者からが買い付けた産地の特定できない原料を使って精選したグレードは、一般的 にサナニ(サナアの、という意味)グレードとして輸出され、それぞれの輸出業者の独自ブランドをつけている。
日本ではイエメンのコーヒーを総称して「モカマタリ」と呼ぶ習慣があるが、イエメンではその産地で収穫されるコーヒーを形容詞的表現で呼んでいる。
例えば、バニー・マタルで採れたコーヒー はマタリ。ライマで採れたコーヒーはライミと呼ばれる。
主な輸出先は圧倒的にサウジアラビアが多く、次いで米国、日本となる。
欧州ではイエメンコーヒーは あまり評価されず、流通量は少ない。拡大している国内需要を満たすために、ブラジル、エチオピア、インドなどから安い原料を輸入している。

じゃあ配達に行ってきます。